へびじとモササウルス

ヘビはモササウルスと近縁

蛇の脱皮の手伝いは必要なの?やり方は?

SNSで蛇の脱皮の手伝い動画がありますが、蛇って脱皮を手伝う必要があるか疑問に思いませんか?今回は、手伝う必要性とやり方について紹介します。

蛇の脱皮は手伝うべきなの?

場合によっては、手伝う必要はある。ですが、ちゃんと飼われているのなら別に手伝わなくても平気です。うまく脱皮ができていない場合は、ケージ内の湿度を一時的にかなり高くして放っておけば勝手に脱皮します。脱皮がうまくできず、皮が残っている場合は乾燥のしすぎが原因。もうちょっと湿度を高くしましょう。具体的には、床材をヤシガラにして湿らせてみたり、シェルター内にミズゴケを入れたり、プラケの場合は上半分をラップで覆えば良いでしょう。トカゲとは違い、蛇の場合、尻尾の先だけ皮がのこるので、ここをチェックすればOKです。

さて、問題は次のような時。痩せている時、弱っている時です。この場合はどうすれば良いのでしょうか。

痩せている時と弱っている時

痩せている時に脱皮がうまくいかないのは、皮膚がたるんでいるため。たるんでシワになっている部分に皮が残ってしまいます。弱っている個体は、脱皮の際に古い皮膚を上手く脱ぎ捨てることができないです。そのため、ところどころに古い皮が残ってしまい、無残な姿に。ただの乾燥なら、パリパリとしてくっついているのですが、原因がそれだけじゃないときは、なんか皮膚にへばりつくような感じ。

この場合は、脱皮を手伝うのが良いでしょう。手伝う際は、十分に湿らせてから。ザラザラした手袋を使うとやりやすいです。剥がしくいので、軽く擦りながらやります。

ただ、それでも取れない場合は個体の状態を見て、ダラーっとしていかにも弱ってそうなら、無理に脱皮させたところですぐ死ぬかもしれません。