初心者にオススメな白へび3選!ペットスネーク
白ヘビをペットとして飼う場合、どんな種類がいるのか気になりますよね?白いヘビはたくさんいますが、白くて模様が少ないヘビを紹介します。今回はその中でも、飼いやすいし、わかりやすい種類を3つご紹介。
①テキサスラットスネーク(リューシ)
リューシスティックは白化すること。真っ白ですが、目は黒いです。アルビノではないので、目は黒いまま。テキサスラットスネークは早い時期からリューシスティックが出回っているので値段もそこまで高くないです。コーンスネーク の仲間なので飼い方は同じ。
ちなみに、テキサスラットスネークは3種類に分けられました。つまり、出回っている個体がハイブリッドである可能性はかなり高いです。
②コーンスネーク (スノー/ブリザード)
黒色色素がなくなるアルビノと、赤色色素がなくなるアネリスリスティックをコンボさせた種類。幼体の頃は模様があってピンクですが、大きくなるにつれて純白になります。アルビノですが、赤色が抜けているため、目はピンクっぽい。コーンスネーク のアネリスティックにはA〜Cの3種類あり、Bタイプ(チャコールという)を使ったスノーはブリザードと呼ばれる。一般的なスノーよりもより純白に近くなる。
③ボールパイソン(ブルーアイリューシ)
ボールパイソン は白色系のモルフは色々ありますが、一番安いのはコレです。リューシステックなので、体は白いのですが、目が青くなります。
<番外編>ボールパイソン (ホワイトウェディング)
純白を求めるならコレ。なんの汚れもない白。最も白いヘビです。品種としてはパイボールですが、通常のパイボールはところどころ白くなるのですが、たまたま全身が白くなった個体をホワイトウェディングと言います。狙って生まれるものではないので、値段は20万ぐらいはします。スパイダーが入ることが多いです。
茶色いヘビ五選。本州、九州、北海道、四国
あの茶色いヘビには毒がるの?と気になった方へ。沖縄以外の地域における茶色いヘビを、よく見かけるもの5つを選び、毒蛇との見分け方を紹介。写真を検索しながら見るとわかりやすいです。個体差があります。
アオダイショウ(毒はない)
幼体はマムシに擬態していると言われますが、そこまで似てないです。個体差はあるのですが、チェック模様。成体になると筋模様がうっすら。幼体は薄茶色、大人は汚い緑色やうっすらと青っぽい黒。目の後ろには細いスジ模様。頭が細長い。優しい顔。紐みたいな感じで動きがスマート。素早い。スルスルとした動き。
シマヘビ(毒はない)
薄茶色。しっかりとした縞模様がタテに4本入っている。幼体は赤っぽい。アオダイショウと同じく、目の後ろには細いスジ模様。頭が細長い。目つきは悪く、赤い。睨んでいる顔をしている。紐みたいな感じで動きがスマート。素早い。スルスルとした動き。
マムシ(毒)
毒蛇。血清があるので病院に行けば死ぬことはない。こげ茶である。大きな斑紋が並ぶ。頭がゴツくてデカい。首の位置がとてもハッキリとしている。目の後ろには太くて長い茶色の線(スジではない)。目つきは悪いというか猫のような感じ。ずんぐりむっくりしていて、紐みたいな感じはない。芋虫のような感じ。動きはスマートとはいえない。
頭が大きく、首はハッキリと細いが、胴体は太くなっている。ヒモではなく、芋虫をイメージさせる体型で、動きは素早くない。スルスルとした動きはしない。
ヒバカリ(毒はない)
川の近くにいる。模様がない。若干目が大きい感じ。すすけた感じ。皮膚は見た目がザラザラとしている。幼体は黒い。ヤマカガシ(毒)に似た体型をしているが、ヤマカガシは首にハッキリとした黄色い帯があり、赤い模様がある(個体差がでかい)。
ジムグリ(毒はない)
幼体は赤くて派手な模様。美しい。しかし、成体になると茶色一色に。首がなく、頭は四角いが小さくて短い。
ヘビとトカゲの違いって?どっちも有鱗類!
ヘビとトカゲの違いってなんだろう?と疑問に思いますよね?ヘビはトカゲから進化したけど違いってなんだろう?アシナシトカゲはトカゲなのにナゼ?ミミズトカゲは?という疑問にもお答えします。
生物学的には違いがない!?
まず、ヘビはトカゲから進化しているのでトカゲである、ということができます。ですが、トカゲの定義をどうするかが問題ですよね。例えば、トカゲを有鱗類というグループの爬虫類全体を指す言葉だとするのなら、「ヘビはトカゲである」ということができます。
しかし、トカゲをヘビ以外の有鱗類を指す言葉だとすれば、「ヘビはトカゲではない」ということができます。
「どっちだよ!」となるのはわかります。一般的にはトカゲとヘビは分けられることが多いので、今回はトカゲの定義を「ヘビ以外の有鱗類」として、ヘビとトカゲの違いを解説します。
ヘビとトカゲの分類
ヘビもトカゲも爬虫類の中の、有鱗類というグループです。その中での分類は以下のようになります。
この図からヘビはオオトカゲの仲間だとわかります。ヘビはオオトカゲに近い有鱗類ということですね。この関係性をもっと詳しくしたのが以下の図。
ヘビはモササウルスに近い仲間なんですね。ヘビ、オオトカゲ、イグアナを合わせたグループを「有毒類」といいます。また、アシナシトカゲもオオトカゲ上科に含まれていますが、ヘビではありません。
なぜなら、先ほど定義したとおり、トカゲの定義は「ヘビ以外の有鱗類」だからです。
特徴の違いは?
さて、「トカゲはヘビ以外の有鱗類」ということですので、たくさんの種類があるわけですから、こんな特徴があるよ、なんて一括りには言えません。
なので、ヘビの特徴についてざっくりと説明します。
まぶたが無い
ヘビはもともと地中で生活していたため、まぶたを失いました。原始的なヘビで日本にも生息するメクラヘビの仲間は、目が鱗に埋れていています。実際、ヘビは目を退化させたあと、再び進化しているので、目の構造(ピントの合わせ方)が他の脊椎動物とは異なっています。
脚が無い
ヘビの特徴といえばこれですよね。地中で生活していたため、四肢を失いました。とはいえ、ニシキヘビやボア(アナコンダとかボア・コンストリクター)などの原始的なヘビは、めちゃくちゃ小さい脚があって交尾の時に使います。
舌先が二股
よくペロペロしているヘビの舌は、先が二股に分かれています。ヘビは下で空気中の匂い粒子をキャッチしており、匂いで物を見ています。この特徴はオオトカゲにもありますね。
しっぽが短い
トカゲにも尻尾が短い種類はいます。ですが、ヘビは全体的に尻尾が短い。アシナシトカゲはわりと尻尾が長い。しっぽの長さは総排出腔(人間でいう肛門)から尾の先っちょまでの長さです。
腹板がある
脚の無いトカゲはたくさんいます(ヒレアシトカゲ、アシナシトカゲ、ダーツスキンク、ミミズトカゲなど)が、この特徴はヘビだけです。陸地を移動するのにとても便利な鱗で、ヘビの進化レベルの高さを感じます。ウミヘビには無い。
口が開く
餌を丸呑みするため大きく開きます。オオトカゲも大きく開くが、脚がなく獲物を噛みちぎることができないので、ヘビはこの能力をより進化させました。開かない種類もいるが。
温度を見る
ニシキヘビやボア、クサリヘビは、ピット器官で赤外線を見ることができます。できない種類もいる。
まとめ
他にも特徴はあるのですが、説明がながくなるためやめました。
トカゲの定義を「ヘビ以外の有鱗類」とすれば、「ヘビはトカゲではない」ということができます。